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はじめに

Excelの重要ポイントを整理しておきましょう。

 データの種類    算術演算子    半角と全角    相対参照と絶対参照



 データの種類

Excelの入力データには、「文字(文字列)」・「数値」・ 「数式」の3種類があります。
Excelでは、入力データにより「文字列」か「数値」か「数式」かを自動的に判断します。

☆文字(文字列)
数値と数式以外のデータ。
入力を確定すると左詰で表示されます。
入力データ内にひとつでも文字があると文字データとみなされます。
<例>
成績一覧 ABCDEFG 2005年
2月 078-000-000 〒654

☆数値
ワークシート内で計算に使用するデータ。
すべて半角で右詰に表示されます。
日付や時刻もあります。
<例>
654 3.141592 -256
2005/2/3 1時30分55秒 1:30:55 PM

※日付や時刻に関しては決まった数値(シリアル値)として認識しています。
<例> 0時00分00秒 → 0

☆数式
計算を行うための
先頭に「=」が付きます。
ワークシート内のセルには計算結果が表示されます。
元の数式は数式バー内の「編集ボックス」に表示されます。
<例>
A B C D
1 800 35 28000 28835
=450+350
=(30+40)/2
=A1*B1
=SUM(A1:C1)



 算術演算子
= 数式の先頭に必ず付けます
+ たし算
- ひき算
* かけ算
/ わり算


 半角と全角

Excelでは全角英数字記号etcは全て文字です。
以下の例をご覧ください。

<例>
123,456
123,456
「123,456」という文字
3桁区切りの表示形式を設定した「123456」という数値データ

全角数字は文字!「数値」と「数字」は違います。

少し難しい話ですが、コンピュータの世界は半角の英数字や記号等で成り立っています。
「ひらがな」や「カタカナ」や「漢字」のある日本人には全角文字は見慣れたものかもしれませんが
アルファベットだけの国では全角が必要ありません。
それでも同様のソフト(Excel)が世界中で使われているということは
全角が必要なのは日本語を入力するときだけということになります。

※全角の文字はコンピュータの中では「シフトJISコード」をいうコードで表されています。
 「あ」・・・「82A0」     「ア」・・・「8341」     「A」・・・「8260」     「1」・・・「8250」 etc...

また、数字と数値の例以外にも
全角の算術演算子「=」、「+」、「−」、「*」、「/」や「SUM」なども本当は「文字」ですが
たいていの場合Excelが自動的に判断し半角に変換してくれます。
けれど常に全角半角を意識し、日本語を入力するとき以外は日本語辞書をOFFにしておくようにしましょう。
※言語バーの「あ」がON、「A」がOFFです。[半角/全角]キーで切り替えましょう。



 相対参照と絶対参照
☆相対参照
セル番地を用いた数式を複写したり移動した時に
セルの式内の番地は、移動した分だけ自動的に変更されます。
これを相対参照または相対番地といいます。

☆絶対参照
複写や移動をした時に変更されないようになっているセル番地のことを
絶対参照または絶対番地といいます。
入力されたセル番地は
カーソルを式内のセル番地に置き(番地内のどこでも可)
[F4]キーを押すことによって絶対番地にすることができます。
セル番地の「$」マークが絶対番地になっていることを示しています。
(直接「$」を入力しても構いません)

絶対番地は、行だけの指定、列だけの指定もできるようになっています。
[F4]キーを押すと番地は次のように循環して変化します。
1回目 $A$1 行番号、列番号とも動かない。
2回目 A$1 行番号のみ動かない。
3回目 $A1 列番号のみ動かない。
4回目 A1 相対番地に戻る。



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